伊豆山神社でデートシーンの撮影にのぞむ主演のオソンさん(左)と恋人役のユンさん=伊豆山

 ■芸妓目指すハーフ軸 男女の恋愛模様描く

 熱海市を舞台に韓国人男女の恋愛模様を描いた日韓合作の青春映画「熱海のやまぼうし」が3日、伊豆山神社などでのデートシーンを最後にクランクアップ(撮影完了)した。同市を拠点にメジャーデビューを目指すKポップの男性ユニット「ア・ラ・カルト」のメンバー4人が出演し、3カ月近くにわたって熱海ロケを敢行した。6月の第1回熱海国際映画祭に出品し、今夏、韓国での劇場公開を予定している。

 同市出身の原貞一さんがプロデューサー、日本人の女性映画監督イザベラ・カロンさんが原作・脚本・監督を務める映画は、メジャーデビューを夢見て市内の旅館でディナーショーを行うKポップグループのリーダー「ユンホ」と、熱海で生まれ育ち、芸妓(げいぎ)を目指す日韓のハーフ「レイ」を軸に展開する恋愛物語。日本からは俳優の梅宮辰夫さん、本宮泰風さんらが出演している。作品名のやまぼうしは、同市内にも自生するヤマボウシの花の色変化と、芸妓として成長するレイを重ね合わせたという。

 1月に始まった撮影はユニットがディナーショーを実際に行っている昭和町の染井旅館、熱海サンビーチ、熱海城、伊豆山神社など全編の9割を同市内で実施。残りを韓国ソウルなどで行った。ユニットや染井旅館は実名のまま本編にも登場する。

 撮影最終日となった3日は桜散る伊豆山神社境内でユンホとレイのデートシーンなどを撮影した。合間にユンホ役でア・ラ・カルトのリーダーでもあるオソンさん(30)と、レイ役の韓国人若手女優ユン・コジュンさん(23)は「熱海の美しい自然や景色がたくさん登場する映画です。楽しみにしてほしい」とほほ笑んだ。製作を統括する原さんは「熱海のPRのお役に立てたらうれしい」と話した。

 【写説】伊豆山神社でデートシーンの撮影にのぞむ主演のオソンさん(左)と恋人役のユンさん=伊豆山