雨漏りで校内各所で発生している初島小中。パソコン室は機器を守るためにビニールシートが被せてある=初島

 ■夏休みに大規模改修

 熱海市は本年度、市立初島小中学校の大規模改修を実施する。雨漏りのある屋根のふき替え、外壁の張り替えなどを行い、教育環境の改善を図る。

 1997年3月に落成した同校は木造2階建て・延べ床面積1478平方メートルの校舎と、同平屋建て531平方メートルの体育館から成る。木の温もりの伝わる校舎だが、建設から20年以上経過し、潮風による塩害もあって傷みが激しく、各所で雨漏りが発生。漏れ落ちる雨水を受け止める発泡スチロール容器をそこかしこに置き、雨水が染み出る壁にはタオルや雑巾を当てるなどしてしのいでいる。パソコン室では機器にビニールシートを被せて保護し、校舎内に利用できなくなっているスペースが生じるなど、学校生活への影響が少なからずあったという。

 約1億2800万円を投じる大規模改修では屋根のふき替え、木製外壁の張り替え、腐食したベランダの修繕などを実施。併せてトイレの便器を和式から洋式に切り替える。工事は夏休み中に集中的に行い、学校生活への影響を最小限にする方針。

 県内唯一の離島にある同校の児童・生徒は現在小、中各2人の計4人、教職員8人。片桐英生校長は「雨漏りは風向きによってあったりなかったりするが、対策が大変だった。大規模改修は大変ありがたい」と喜んだ。

 【写説】雨漏りで校内各所で発生している初島小中。パソコン室は機器を守るためにビニールシートが被せてある=初島