海外発行の各種カードに対応するATM=JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」

 ■表示は4言語対応

 伊豆の玄関口の一つ、JR熱海駅の駅ビル「ラスカ熱海」=熱海市田原本町=に海外発行の各種カードに対応する現金自動預払機(ATM)が導入され、26日に取り扱いが始まった。外国人旅行者の利便性向上と観光振興による地域活性化を狙いに、スルガ銀行(本店・沼津市、米山明広社長)が設置した。

 同行を含む国内金融機関発行のカードによる各種取引に加え、海外金融機関で発行されたVISA、マスターカード、中国銀聯、JCB各ブランドのキャッシュカード、デビットカード、クレジットカードによる日本円の引き出し、キャッシング、残高照会ができる。画面表示の言語は日本語、英語、中国語、韓国語の4言語で、海外発行のカードを入れると言語を選べる。備え付けの受話器と直通のコールセンターも各言語で対応する。

 操作パネルの上部にはデジタルサイネージ(電子看板)を備え、県内の観光PR動画を常時表示する。稼働は午前9時~午後8時。

 駅改札に直結する1階の観光案内所そばに据えた。同店は東京五輪・パラリンピックを視野に入れてインバウンド対策を進め、これまでにも12カ国の通貨に対応する自動外貨両替機を設置している。

 渡辺秀和店長は「中国人旅行客も増えているが、ビル内の店舗には銀聯カードが使えない店もある。このATMを設置したことで、現金を引き出して買い物を楽しんでもらえるようになり、不便が解消される。今後は電子マネーに対応できる機器の設置も検討したい」と話した。

 【写説】海外発行の各種カードに対応するATM=JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」