本番と同じしつらえの舞台で踊る芸妓衆=中央町の熱海芸妓見番歌舞練場

 ■稽古総見で踊り、演奏確認

 熱海花柳界最大の興行「熱海をどり」(熱海芸妓=げいぎ=置屋連合組合主催)が28日、熱海市中央町の熱海芸妓見番歌舞練場で開幕する。29日までの2日間、4公演に地方を含め芸妓衆27人が出演し、日頃の修練の成果を披露する。27日は稽古総見が行われ、芸妓衆は本番と同じしつらえの舞台で踊りや演奏を繰り広げ、一つ一つの動きや音を確認した。

 演目は常磐津「東都獅子(あづまじし)」と、端唄・俗曲「積雪慕恋容(つのるおもいやこいすがた)」。「積雪―」は雪をテーマに、趣向を凝らした演出で心情や情景を描く。稽古総見では同組合や旅行会社、報道などの関係者らが見守る中、立方の芸妓衆は通して演目を踊った。大道具や照明といった裏方も、最終チェックをして本番に備えた。

 「積雪―」に出演もする西川千鶴子組合長は「芸妓衆は皆、一生懸命に稽古を重ねてきた。『熱海をどり』では春のような華やかな舞台を楽しんでほしい」と話した。

 今年で29回目。両日とも午前11時半と午後2時半に開演する。入場料は一般席4千円、桟敷席1万5千円で、当日券がある。問い合わせは同組合〈電0557(81)3575〉へ。

 【写説】本番と同じしつらえの舞台で踊る芸妓衆=中央町の熱海芸妓見番歌舞練場