老朽化により解体される林ケ久保市営住宅の1号棟(左)と教員住宅(右手前)=桃山町

 熱海市は本年度、桃山町にある林ケ久保市営住宅3棟のうち、老朽化した単身教員住宅1棟を含む2棟を解体する。市公営住宅長寿命化計画の一環で、解体後は更地とする。

 解体するのは1974年落成の鉄筋コンクリート造り4階建て1号棟と、1967年に建った同3階建て単身教員住宅。いずれも完成から半世紀近く経過して老朽化が著しく、1号棟については耐震性能を満たしていない事情もあって取り壊しを決め、新規の入居者募集を停止していた。1981年落成の3号棟は利用を継続する。

 解体は7月ごろに工事着手し、本年度末完了の予定。

 同市内の市営住宅は4月時点で13団地59棟1197戸。世帯数に占める公営住宅の割合で同市は県内市部で最も高く、静岡、浜松、沼津など主要都市の2倍以上で供給過多となっている。市は2012年度に策定した市公営住宅長寿命化計画に基づき市営住宅の整理・統合を進めており、市まちづくり課の担当者は「21年度までに千戸以下に整理したい」としている。

 【写説】老朽化により解体される林ケ久保市営住宅の1号棟(左)と教員住宅(右手前)=桃山町