フランスから来日した両親とそれぞれのパートナーとともに記念撮影に望むソセロさんと絵里香さん=来宮神社

 ■新郎父母も和装で参列

 熱海市西山町、来宮神社で2日、フランス人男性と日本人女性の結婚式が行われた。新郎の父母もそれぞれのパートナーと共に来日し、和装で参列。新郎新婦と共に参拝者でにぎわう境内を練り、注目を集めた。

 同神社によると年数件、国際結婚のカップルの挙式があるが、外国出身者の両親も和装で参列するケースは珍しいという。

初デートは熱海

 挙式したのはガイドのソセロ・ミカエルさん(34)と、デザイナーの川崎絵里香さん(34)=横浜市=。熱海に暮らす絵里香さんの伯父・浜公洋さん(63)が2年前、渚町に陶器店を開いた際、初デートで熱海を訪れ、同神社にも参拝したという。

 ソセロさんが日本の文化を好きなこともあり和式を希望し、思い出の神社での挙式を決めた。幼い頃に離婚し、新たなパートナーを得た両親も招いた。初めての和装にソセロさんと両親は「背筋が伸びる感じ」と笑顔。祝詞奏上、三三九度、巫女(みこ)による神楽、雅楽の生演奏といった伝統的な式を無事に終えると「音楽も踊りも美しく素晴らしかった」「感動した」と話した。

 絵里香さんは「フランスから両親が来て、日本の伝統的な神社で一緒に祝ってくれたのがうれしかった。始まりの場である神社で神様に誓ったので、末永く幸せに暮らしたい」とほほ笑んだ。

 式を行った雨宮盛克宮司は「外国出身者にも、神社での結婚式を通して日本文化を伝えられたらうれしい」と語った。

 【写説】フランスから来日した両親とそれぞれのパートナーとともに記念撮影に望むソセロさんと絵里香さん=来宮神社