■「市挙げ人材呼ぶ」 

 熱海市は本年度、働き手不足が課題となっている宿泊業を中心とした市内事業者の人材確保を支援する事業を始める。人材サービスを手掛けるビズリーチの求人検索サイト「スタンバイ」に熱海市の特集ページを開設し、市内事業者の求人情報を掲載、マッチングを支援する。担当の職員は「市を挙げて人材を熱海に呼び込みたい」と話す。

 宿泊客数のV字回復に伴い同市の有効求人倍率はこの数年、2倍を超え、全国や県と比べても高い状況が続き、サービス業などで人材確保が緊急の課題となっている。市でも対応策を検討する中で、より幅広く人材を求めるために、事業者が無料で利用できる求人検索サイトの活用を図ることにした。

 同サイトの特集ページには、市の概要紹介や斉藤栄市長のインタビュー記事を掲載して、熱海の情報を発信する。ページに市内事業者の求人情報をリンクさせることで、人材ニーズの可視化を図る。

 6月中旬の公開予定で、準備を進める。その一環で市内事業者向けの求人情報作成の実践セミナーを5月23日午後1時半から、市役所で開く。ビズリーチのスタッフが効果的なプロモーションについて講習し、求人作成のワークショップを行う。参加、掲載料とも無料で、定員は20人。

 市はセミナーを重ねて、求人掲載事業所を増やしていく考え。掲載情報の整理や、事業所の魅力をPRするためのノウハウなどを市チャレンジ応援センター「A―biz(エービズ)」でも支援する。

 担当職員は「スタンバイで温泉町が特集を組むのは初めてで、アピールできるのではないか。反応のあった人を就職へとつなぐための支援もしていきたい」と話した。

 セミナーの問い合わせは市産業振興室〈電0557(86)6203〉へ。