メンバーの解説を聞きながら写真パネルを見学する親子=ラスカ熱海

 ■人力車、鉄道など36点 

 熱海市を拠点に活動するNPO法人ライフ熱都(綾野憲夫理事長)は、JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」3階休憩スペースで写真展「熱海温泉交通誌」を開いている。熱海の交通の歴史を伝える貴重な写真や資料を収めた大小36点のパネルが並び、利用者の目を引き付けている。

 人力車の時代から、人車鉄道、軽便鉄道、丹那トンネルの開通を経て、新幹線が開通するまでの歴史を、写真と解説文などで紹介した。定期航路やバス路線の開設といった鉄道以外の交通の歴史を織り交ぜたほか、熱海温泉の歴史や街の発展をまとめたパネルも15点併せて展示した。

 2歳の息子と一緒に見て回った沼津市の秋山恵さん(38)は「人が押して走らせる人車鉄道は面白いと思った。子どもが電車好きなので一緒に見ることができて楽しかった」と話した。

 熱海の歴史を紹介する写真展の第3弾で、ラスカ熱海での開催は初めて。市立図書館や今井写真館などから提供を受けた写真を活用した。青田克巳副理事長は「交通の発展は熱海発展の原動力となった。展示を通して多くの人にその歴史を知ってもらえたらいい」と語った。

 31日まで。同NPOは引き続きさまざまなテーマで熱海の歴史を紹介する写真展をラスカ熱海や市内旅館・ホテルなどで開いていく計画。

 【写説】メンバーの解説を聞きながら写真パネルを見学する親子=ラスカ熱海