社務所2階屋上からエアテントが強風にあおられて落下し、直撃を受けた参拝客1人がけがを負った来宮神社境内=熱海市の西山町

 3日午前10時45分ごろ、熱海市西山町の来宮神社(雨宮盛克宮司)で、イベント用のエアテントが強風にあおられて飛び、参拝に訪れた茨城県日立市の男性会社員(32)を直撃する事故があった。男性は救急車で市内の病院に運ばれ、頭に全治1週間の軽傷を負った。事故当時、網代では風速10メートル、最大瞬間風速20メートル超の強風があり、同市内には強風注意報が出されていた。熱海署が事故原因を詳しく調べている。

 同署などによると、エアテントは間口約5メートル、高さ3メートル、奥行き10メートルのビニール製のトンネル形で、常時空気を送り込んで形状を保ち、水を入れた重り16個で地面に固定するタイプ。社務所2階屋上に設置していた2基のうち1基が強風で飛び境内に落下。下を歩いていた男性を直撃し、転倒して地面に頭部を強打したとみられる。

 同神社では正月、大型連休にエアテントを利用した飲食の売店と休憩スペースを開設。今連休中も日中営業を行っていた。3日は開店前の打ち合わせで強風対策を確認して営業を始めたが、風が強まったため撤去を決め、売店に利用している1基を片付けている間に、休憩スペース用が強風で飛ばされたという。事故当時、境内は大勢の参拝客でにぎわっていた。関係者は「参拝に来てけがをさせてしまい、大変申し訳なく思っている」と話した。

 【写説】社務所2階屋上からエアテントが強風にあおられて落下し、直撃を受けた参拝客1人がけがを負った来宮神社境内=熱海市の西山町