伊藤さん(右)の指導で運動に取り組む会員たち=清水町の熱海魚市場

 ■健康指導士伊藤さん「居場所づくりに」

 熱海市清水町の熱海魚市場を活用して今春、運動サークルが活動を始めた。「ハンド・イン・ハンド」で、60~80代の住民らが集まり、運動と交流を楽しんでいる。代表で指導に当たる健康運動指導士の伊藤美佐緒さん(49)=函南町=は「シニアの人たちの健康と、居場所づくりにつながるといい」と話す。

 同市が介護予防の一環で開く「ひざ痛・腰痛を楽にする教室」などを受講し、運動を継続したいと希望する人たちの要望を受け、同教室の講師も務める伊藤さんが活動拠点を探した。魚市場でボクシングを取り入れたエクササイズが行われていることを聞き、同市場の役員と交渉。施設の活用を図る同市場の理解を得て、2階の和室(会議室)を借りて週1回のサークル活動が実現した。

 血圧を図り、体調をチェックした上で、伊藤さんの指導の下で関節の働きをよくするための運動を中心に取り組む。79歳の女性は「市の教室での指導が丁寧で分かりやすく、運動も効果があったから続けたいと思った。皆さんと交流するのも楽しい」と語る。「和室で落ち着くし、家族的でいい感じ」と話す会員もいる。

 1クール10回で活動し、参加者を増やしていきたい考え。伊藤さんは「サークルの会員がリーダーとなって、自主グループの立ち上げにつながるといい」と期待する。

 ハンド・イン・ハンドの問い合わせは平日午前9時~午後5時に伊藤さん〈携帯050(7119)1329〉へ。

 【写説】伊藤さん(右)の指導で運動に取り組む会員たち=清水町の熱海魚市場