飲食を楽しむ観光客でにぎわう「春のそれ伊豆山伊勢海老磯まつり」=伊豆山海岸(4日)

 ■イベントや交通機関、雨・強風で後半響く 

 大型連休(4月28日~5月6日)の熱海市内はおおむね天候に恵まれ、多くの行楽客でにぎわった。後半の4連休は3日朝まで降った雨と強風がイベントや交通機関に響いたが、期間中の人出が前年を上回るイベントもあった。観光・宿泊施設は好調だった。「平日が2日挟まれたためか、近場でレジャーを楽しむ家族連れが多かったのではないか」という声もあった。

 ■宿泊施設

 熱海温泉ホテル旅館協同組合の目黒俊男理事長は「天候もよく、4日まではほぼ順調に予約が埋まっていたが5、6日は伸び悩んだように感じている」と話した。

 ■姫の沢・花まつり

 姫の沢公園で開かれた「花まつり」(5月3~6日)の来場者は延べ1万3千人で、目玉のツツジがほぼ終了していたこともあり振るわなかった。4月28日~5月2日の来場者は9千人だった。

 今年はツツジの開花が早く、連休前半の4月28、29日にピークを迎えた。1日1台は訪れる観光バスの利用がほとんどなく、期間を通して1台だった。

 ■ビール祭り

 3~5日に開催された第5回あたみビール祭り(市観光協会主催)の人出は計4万4千人で、2日間開催だった昨年の3万4千人から3割増となった。

 3日は1万人、4日は1万8千人、5日は1万6千人。初日は強風の影響で客足が鈍かった。4日は浜焼きが1時間待ちとなるなど終日混雑した。同協会は「カレンダーと静岡デスティネーションのプレキャンペーンの効果で好調だった」と振り返った。

 ■伊勢海老磯まつり

 伊豆山温泉旅館組合主催の第9回春のそれ伊豆山伊勢海老(エビ)磯まつりは4、5日の2日間で、前年並みの約1600人が来場した。両日とも客の出足は早く、予定した約300キロ分の伊勢エビを売り切った。

 同組合は「ネットでのPRを強化したことで新規の客が多かった」と振り返った。

ながはま特設市

 ながはま特設市(多賀観光協会主催)は4月28~30日と5月3~6日の前後半で開催し、2万792人が訪れた。1日平均は2970人で、昨年に比べ16・6%増加した。同協会は「大型遊具の認知度上昇などが要因だと思う」と話した。

 ■ビーチライン

 有料道路「熱海ビーチライン」の4月28日~5月6日の通行台数は上下合わせて計8万7728台で、前年(4月29日~5月7日)と比較し5・8%の減となった。通行台数の最多は連休後半の4日だった。担当者は「後半の2~3日は天気が崩れ、出控え傾向が強まり伸び悩んだ」と話した。

初島航路

 富士急マリンリゾートによると、「初島ところ天祭り」が催された1~5日の乗船客は1万人で、前年同期比17%減だった。担当者は「3日は風が強かったため、乗船を控える行楽客が多かったようだ」と話す。最多は4日の3500人だった。3~5日は臨時便を出した。

 ■起雲閣

 文化観光サロン「起雲閣」の入館者は計4970人で、期間中の2日を休館したにもかかわらず、前年の大型連休期間(4月29~5月7日)に比べ337人多かった。

 4月29日、5月4、5日は700人を突破し、このうち4日は739人を数えた。同館スタッフは「3~5日は家族連れの見学者が多かった」と振り返った。

 【写説】飲食を楽しむ観光客でにぎわう「春のそれ伊豆山伊勢海老磯まつり」=伊豆山海岸(4日)