総会で16年間の活動を振り返る小倉理事長(右)=上宿町の柿乃木

 ■総会開き解散決める 事業、任意団体が継承 

 「温泉」をキーワードに活動を展開した熱海市のNPO法人エイミック(小倉一朗理事長、会員28人)は22日夜、上宿町のカフェレストラン「柿乃木」で開いた総会で解散を決めた。温泉療養プログラムなどの事業は、メンバーが前年度に発足させた任意団体「熱海養生法実行委員会」が継承する。

 「熱海メディカル・インターネット・クラブ」が前身で、2001年にNPO法人となった。活動の柱に▽熱海温泉のPRができる人材の育成▽熱海独自の温泉入浴指導員の育成と温泉入浴に関する正しい知識の普及▽温泉に関わる歴史・文化資料の収集・整理・保存と熱海温泉史の作成―などを据えて各種事業を展開した。

 熱海温泉郷の案内人「温シェルジェ」の養成講座の開催、温泉療養プログラム「熱海養生法」「足湯養生法」の考案・実施に加え、17年度に市が「熱海温泉誌」を発行したことで、「目標をおおむね達成した」(小倉理事長)とし、解散を決めた。総会では清算手続きで残金が生じた場合、市に寄付することも承認した。

 小倉理事長は「エイミックは温泉を大切にしようと言い、活動してきた。近年は市民が温泉を意識するようになったのではないか」と振り返った。

 初代理事長の内田実さんは「熱海が地に足をつけて発展するためには、温泉を常に意識して町づくりをしたほうがいい。エイミックはなくなるが、温泉をベースにした活動を継続したい」と話した。

 【写説】総会で16年間の活動を振り返る小倉理事長(右)=上宿町の柿乃木