熱海署南熱海交番が移転する高台の市有地=下多賀

 ■県警が本年度工事着手 来年8月に完成予定

 県警は本年度、県の第4次地震被害想定の津波浸水域内にある熱海市下多賀の熱海署南熱海交番について、高台にある市有地への移転工事に着手する。完成は来年8月を予定している。

 現在の同交番は海岸近くの海抜約4メートルの大縄公園内にあり、津波発生時にはその機能を失う恐れがある。1974年の落成から40年以上経過して老朽化も進んでいることから高台への移転を決めた。

 移転先は県道熱海大仁線沿いにある海抜約36平方メートルの市有地216平方メートル。道路区域にあることから市が900万円をかけて段差のある土地を造成した上で、県が市から借り受けて建設する。県警施設課によると、新しい交番は鉄骨2階建て延べ床面積約100平方メートルを予定。工事は市の土地造成を9~12月、県による本体工事を来年1月から行うとしている。土地造成費については後に県が市に償還する方向で協議を進める。

 同署によると、移転後の交番勤務員などの体制に変更はない。現交番周辺住民には移転計画を説明済みで、理解を得ているという。

 【写説】熱海署南熱海交番が移転する高台の市有地=下多賀