冷蔵庫の取っ手の汚れをチェックする職員=熱海シーサイドスパ&リゾート

 ■29日まで107施設巡回 

 夏の観光シーズンを控え県熱海保健所は1日、熱海市内宿泊施設の一斉監視指導をスタートさせた。職員らが29日まで、107の旅館・ホテルなどを巡回して調理施設・設備の衛生管理と従業員の健康状況をチェックし、食品に起因する事故の発生防止を図る。

 初日は同保健所衛生薬務課の職員2人と、地元の食品衛生推進員が市内4施設を回った。東海岸町の熱海シーサイドスパ&リゾートでは、調理場で冷蔵庫内の温度や、取っ手の有機物質汚れの付着状況などを機器を使って確認した。さらに立ち会った調理従事者に手洗いを指導した。

 職員は「ノロウィルスによる食中毒は年間を通じて発生しているので注意してほしい」「取っ手など人の手が触れる所は洗浄してからアルコール消毒をしたほうがいい」などと助言した。

 温泉大浴場の浴槽の管理状況の確認も合わせて行った。

 昨年の食中毒発生状況は、県内で19件(患者数500人)、同保健所管内は1件(同1人)だった。今年は5月24日までに県内で11件(同239人)が発生し、このうちノロウイルスによる食中毒は5件(同184人)あった。

 【写説】冷蔵庫の取っ手の汚れをチェックする職員=熱海市の熱海シーサイドスパ&リゾート