政広作品を照らすライトの設営に当たる親子=市立沢田政広記念美術館

 ■体験イベント初開催

 親子で“ナイトミュージアム”の光の演出に挑戦する体験イベントが2日夕、熱海市立沢田政広記念美術館で初開催された。2組5人が参加して、館内に並ぶ政広の彫刻作品が闇に浮かび上がるように発光ダイオード(LED)ライトの設営に当たった。

 子どもらに名誉市民の政広の芸術作品に親しんでもらおうと、隣接する熱海梅園の「ほたる観賞の夕べ」に合わせた夜間開館の特別企画として実施した。

 参加親子は用意された色つきのLEDライトを、木彫「神通」「隠者」、ブロンズ「国立」など計9点の周囲に固定した。熱心に光の角度を調整する子どもの姿も見られた。作業を終えると通常の照明を消し、出来栄えを確認。「すごいね」といった歓声が上がった。

 松原侑登君(桃山小1年)は「全体に光が当たるようにした」と振り返り、暗闇に浮かぶ彫刻を見て「ちょっと怖くて、ちょっときれいだと思った」と話した。母親の美佳さん(35)は「ちゃんと光が像の顔に当たるように真剣に調整していて、普段見られない姿を見ることができた」と喜んだ。

 体験イベントは9日も行う。参加親子には記念品と同美術館の招待券をプレゼントする。申し込みは市教育委員会文化交流室〈電0557(86)6232〉へ

 【写説】政広作品を照らすライトの設営に当たる親子=熱海市立沢田政広記念美術館