琳派の代表作家の優品が並ぶ企画展=MOA美術館

 ■23、24日にガイドツアー

 熱海市桃山町のMOA美術館で8日、企画展「琳派(りんぱ)―光悦と光琳」が始まった。本阿弥光悦をはじめとする琳派の代表作家による絵画と工芸の優品約50点を展示し、来館者の注目を集めている。

 所蔵品から本阿弥光悦書「花卉摺絵(かきすりえ)新古今集和歌巻」、尾形光琳筆「草紙洗小町図」、尾形乾山作「銹(さび)絵染付梅花散文蓋物」、酒井抱一筆「藤蓮楓図」などを展観し、装飾芸術の粋を紹介した。

 重要文化財で光悦作と伝わる「樵夫蒔絵硯箱」、光琳の「山水・寿老人図団扇」といった生活を彩る多彩な工芸品も並んだ。愛知県豊橋市から訪れた福井智子さん(59)は「展示品に重厚感があり、感動した」と語り、熱心に鑑賞した。

 同美術館の担当者は「光悦から抱一まで、多彩な作品を通して琳派の流れを楽しんでほしい」と話した。

 7月17日まで。期間中、23、24日に敷地内「光琳屋敷」のガイドツアーを催す。茶室一白庵の抹茶券付きで2千円。各日定員20人で予約を受け付けている。問い合わせは同美術館〈電0557(84)2531〉へ。

 【写説】琳派の代表作家の優品が並ぶ企画展=MOA美術館