清話会の会員らに案内板の文章を説明する土屋さん(右)=網代の朝日山公園芝生広場

 ■土屋さん製作清話会協力 「潮騒の音も魅力」

 熱海市網代の朝日山公園に、山頂からの風景などを紹介した案内板が設置された。公園で眺望を妨げる雑木を伐採してきた土屋満男さん(75)が製作し、1975年から地域の活性化に努める清話会(富岡求会長、会員13人)が協力した。8日、関係者6人が現地を訪れ完成を祝った。

 山頂と芝生広場の2カ所に設けた。山頂の案内板が横1・17メートル、芝生広場が横1・31メートルで、縦62センチと厚さはともに4・5センチ。日頃、詩などを板に彫る土屋さんがクスノキの板に文章を刻んだ。

 山頂案内板では富士山、丹沢山稜、真鶴、房総半島、スカイツリーなどの風景を紹介した。芝生広場では大島、三宅島、大室山などを取り上げ、水平線に浮かぶ月や太陽の魅力を説明した。

 昨年11月から、市有地部分で進めてきた伐採作業が一段落したことから、多くの人にパノラマの風景を楽しんでもらおうと、案内板を製作した。同公園からは初島、多賀火山、熱海市街地などの各ジオポイントも見渡せる。

 案内板を固定する掲示板は清話会が整備を支援し、市の公園で行う伐採や看板設置の調整を市議会の川口健議長が行った。

 土屋さんは「あまり知られていないが、絶景が楽しめる公園であることを広めていきたい。海に面してそびえる山で、荒れた天候の日に聞こえる潮騒の音も魅力」と話した。

 【写説】清話会の会員らに案内板の文章を説明する土屋さん(右)=網代の朝日山公園芝生広場