町づくりの取り組みをまとめた本「熱海の奇跡」を手にする市来さん=銀座町のなえどこ

 ■16日に記念イベント

 熱海市の町づくり会社「まちもり」やNPO法人アタミスタで代表を務める市来広一郎さん(39)がこのほど、著書「熱海の奇跡」(四六判、224ページ)を東洋経済新報社から出版した。自身の12年間の取り組みを通して、熱海の再生の軌跡をまとめた。16日に出版記念イベントを催す。

 市来さんは2007年にUターンして町づくり活動を始めた。著書には民間からの町づくりで熱海を変えようと決意したいきさつをはじめ、体験交流ツアー「熱海温泉玉手箱(オンたま)」や空き店舗をリノベーションしてのカフェやゲストハウス開設といった取り組みを紹介。背景にあった環境や支えてくれた人々とのエピソードも交え、ビジネスの手法を用いた民間主導の町づくりの経験をつづった。

 活動10年の節目の年に出版の企画が持ち上がり、執筆を進めた。市来さんは「多くの人の動きがあって、今の熱海があることを伝えたかった」と振り返り「この本を読んで、自分も何かできることからやってみようと思ってもらえたらうれしい」と話した。

 出版記念イベントはまちもり主催で午後1時から、銀座町のシェアオフィスなえどこで開く。参加費は交流会費を含め2千円。問い合わせはまちもり〈電0557(52)4345〉へ。

 【写説】町づくりの取り組みをまとめた本「熱海の奇跡」を手にする市来さん=銀座町のなえどこ