山田教諭(左)から生徒指導の実践などを聞く参加教職員=市役所

 ■山田教諭多賀中が実践講話 

 熱海市教育委員会は本年度も教職員自主参加型の研修講座「ATAMI教師塾」を開催し、学び続ける教師をサポートする。26日夜は「不登校・いじめの未然防止・早期発見・初期対応」をテーマに教師力を高めるための講座を市役所で開いた。約30人が参加し、多賀中の山田勇介教諭(34)の実践を交えた講話を聴いた。

 山田教諭は前年度、全国から教員が集まる「生徒指導指導者養成研修」に参加した。その内容を踏まえ、不登校の予防・解消方法を伝えた。いじめや不登校を未然に防止する雰囲気づくりの大切さにも触れ「子どもの自己有用感を下げるような言葉を選ばない学校体制づくりが必要」などと語った。

 参加者が意見を交わす時間もあり、意欲的に研修に取り組んだ。第二小の石川里奈教諭(32)は「教師塾は新しい考え方を学んだり、自分を振り返ったりする機会になる。今回も子どもへの言葉掛けの大切さを改めて学べた」と話した。

 ATAMI教師塾は市全体の教育力向上を目指し、前年度にスタートさせた。本年度も並行して小学校の英語・英会話指導力向上のための講座、市内小中で講師などを務めながら教員採用試験に挑む人を支援する講座をそれぞれ開く。市教委の担当者は「学校の枠を超えて共に学び合い、交流する場になるといい」と期待を語った。

 【写説】山田教諭(左)から生徒指導の実践などを聞く参加教職員=熱海市役所