天狗をまねて威勢良く麦こがしをまく生徒=熱海中

 熱海市西山町、来宮神社の例大祭(7月14~16日)を前に御鳳輦(ごほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「來宮辰巳會(きのみやたつみかい)」が5日、市立熱海中を訪問した。3年生113人に例大祭の由来や御鳳輦奉仕の意義を伝え、生徒たちの健康を祈って「天狗(てんぐ)」が麦こがしをまいた。

 女子部を含め18人が訪問し、代表して川本数章会長が「伝統ある御鳳輦奉仕を務め上げていこうと頑張っている。大変だが、42歳になって大切な時間を共に過ごせる仲間を持てるのは幸せ」と語った。同神社権禰宜(ごんねぎ)の山本篤信さんは御鳳輦の由来を説明し「熱海に素晴らしい文化があることを忘れず、誇りを持って受け継いでほしい」と呼び掛けた。

 この後、天狗の衣装に身を包んだ会員が登場し、麦こがしをまいてみせた。生徒の代表も麦こがしまきを体験。「受験を頑張る」と決意を込めてまいた長谷川恵汰君は「同級生と仲良くし、御鳳輦の年には協力して頑張りたい」と話した。

 御鳳輦奉仕を次世代に伝えようと、厄年奉賛会は歴代、市内の保育・幼稚園や小中学校の訪問活動を実施している。今年は12日まで、福祉施設を含む23カ所を巡る。

 【写説】天狗をまねて威勢良く麦こがしをまく生徒=熱海中