清水町通りに新たに設置された街路灯=清水町

 ■老朽化の水銀灯撤去

 熱海市の清水町通り(商店街)の街路灯がこのほど、一新された。町内会の働き掛けに商店の有志が応じ、老朽化していた水銀灯31基を撤去し、円すい形のデザインの発光ダイオード(LED)照明29基を設けた。

 従来の街路灯は商店街組織の清水町商工振興会が1992年7月に設置した。当初は32基あり、スズランの花をモチーフにした照明だったことから「スズラン灯」と呼ばれ、商店街のシンボルにもなっていた。

 年月を経て支柱などの老朽化が進み、近年は水銀灯の上部に付けていた商店街の看板が強風で落下したことも何度かあった。清水町町内会の石井倭雄会長は「住民や通行する人たちの安全を考えたら、このまま放置していてはいけないと考えた」と振り返る。

 町内会として街路灯の新設を商店街に働きかけたものの、同振興会は活動が休止状態で具体化しなかった。その中で商店の有志が応え、新設に向けて事業費などを検討。電気料金を含むネオン代を従来と同額、各商店から集め、LED化により電気代が軽減した分を撤去・新設事業費に充て、さらに協賛金を集めて不足分を補うことにした。

 6月下旬に4日間かけて設置工事が完了、点灯式も実施した。「今までよりも明るくなった」「安全になってよかった」といった声が上がった。石井会長は「安全・安全で明るい通りになり、ひと安心。街路灯の一新が、商店街の活性化に向けた動きにつながるといい」と期待を話した。

 【写説】清水町通りに新たに設置された街路灯=清水町