熱海の市街地を一望する部屋を披露する安達さん=水口町

 ■入居者の治療、緩和ケア支援

 熱海市清水町にある一般内科の「さくら医院」(安達昌子院長)が近く、セーフティネット住宅「マイウエイホーム」を水口町に開設する。病気や障害があっても必要な治療やケアを受けながら生活できる共同居住型賃貸住宅で、市内では初の公的登録住宅となる。

 低所得者や高齢者などへの円滑な住宅供給の指針を定めた2017年10月施行の「改正住宅セーフティネット法」に基づく要配慮者向け住宅。在宅療養支援診療所である同医院が制度を活用し、医療機関の退院後の生活に不安を抱える人が安心して療養生活が送れる環境を提供しようと整備・開設する。

 連携する医療連携保養所「マイウエイホーム熱海きのみや」(鉄筋コンクリート造り3階建て)の1階を改修した住宅は広さ約9~13平方メートルの個室5室と男女別大浴場、共有のキッチンなどを備えたバリアフリー住宅。熱海市街を一望するロケーションと温泉付き大浴場が自慢という。

 診療所が運営する住宅として同医院の医師、看護師が24時間対応で入居者の治療や緩和ケアをサポートするのが最大の特徴。必要に応じて定期訪問診療、医療と介護を含む生活支援の相談、介護保険や障害者福祉の各サービスも利用できる。

 入居対象は65歳以上の要介護者、障害者、終末期医療を受けている人など。家賃は共益費込みで5万6千~10万1千円。入居にあたっては書類審査や面談がある。入居開始は8月の予定。

 同医院の安達院長は「在宅で生活したくてもさまざまな事情でできない人がいる。必要な治療やケアを受けながら在宅で安心して自分らしい生活を送ることができる住宅にしたい」と話した。

 8日には住民、医療、行政関係者向け内覧会を開催する。時間は午後1時半と5時半から。問い合わせは同医院〈電0557(52)3021〉へ。

 【写説】熱海の市街地を一望する部屋を披露する安達さん=熱海市水口町