参加事業所の担当者による説明に耳を傾ける生徒たち=県立熱海高

 ■事業所の課題解決探る

 県立熱海高の2年生98人は9月から、熱海市内の事業所でのフィールドワークや助言者を交えた意見交換を重ねて、各事業所の課題解決策を探る。自分が社員だったら何ができるかを考え、働くことに対する意識を高める。

 地域社会を支える人材育成を目的とした総合的な学習「熱海ラボ」のプログラムの一環。独自のビジョンを持って事業展開を図り、高卒者の採用も検討する市内の7事業所と市役所が協力する。

 フィールドワークに向けて12日には、各事業所の経営者や人事担当者を学校に迎え、事業所の概要と課題、求める人材について聞いた。

 協力事業所はホテル、商店、交通事業者などさまざま。「施設の滞在時間が延びる仕掛けとインスタ映えする場所づくりをお客さま目線、遊び心の二つの視点から考えてほしい」「空き店舗を利用した、熱海で働く人も訪れる人も楽しめる事業を提案してほしい」といった具体的な課題を示した。また求める人材に「アイデアを持つ人」「積極性」「挑戦を楽しめる人」などを挙げた。

 熊田佳玲さんは「事業所によって求める人材も違い、働くって何だろうと改めて考えた」と感想を話した。

 生徒たちは今後、フィールドワークを行う事業所を選び、グループで課題に取り組む。自分たちでまとめたアイデアやプランは12月に各事業所に向けて発表する。

 【写説】参加事業所の担当者による説明に耳を傾ける生徒たち=県立熱海高