保存会や町内会の若衆らに担がれて市街地を練る宮神輿=咲見町

 ■街に掛け声、お囃子

 来宮神社の例大祭2日目の15日、宮神輿(みこし)の渡御が行われた。宮神輿保存会(山田康夫会長)の会員らに境内から担ぎ出された後、各町内に引き継がれて市内を練った。

 各町内の若衆や御鳳輦(ごほうれん)奉仕者、神輿団体の会員らが交代で担ぎ、咲見町、JR熱海駅前、渚親水公園、銀座町、熱海郵便局前などを約6時間かけて巡った。威勢のよい掛け声やお囃子(はやし)の音が響く中、神輿が進むと行楽客も足を止めて見入った。カメラを向ける姿もあちこちで見られた。

 千葉県松戸市から日帰り旅行で訪れたという主婦(35)は「祭りとは知らずに来た。担ぎ手に若い人も多く、にぎやかでびっくりした」と話し、宮神輿を見送った。

 16日は御神幸行列が市内を巡るほか、各所で鹿島踊り、神女神楽、浦安の舞が奉納される。御鳳輦奉仕の「來宮辰巳會(きのみやたつみかい)」(川本数章会長)による浜降り神事は正午すぎから、熱海サンビーチで行われる。

 ■日下さん神女神楽奉納 第一小生4人も浦安の舞

 来宮神社(雨宮盛克宮司)で15日、例大祭の神事が厳かに執り行われ、奉祝神賑行事として「神女(みこ)神楽」と「浦安の舞」が本殿で奉納された。

 神女神楽の奉仕者は桃山小1年の日下菜摘さんで、同神社神女神楽保存会が奏でる太鼓や笛、かねの音に合わせ、伝統の舞を披露した。「緊張しないで楽しく舞えた」と笑顔を見せた。

 浦安の舞はいずれも第一小6年の荒牧ありすさん、市来さくらさん、藤間彩羽さん、森田葉名さんが奉仕した。みやびやかな装束に身を包んだ4人は息を合わせて舞い、参列者の注目を集めた。藤間さんは「無事に舞えてほっとした。明日もまた舞うのが楽しみ」と語った。

 【写説】保存会や町内会の若衆らに担がれて市街地を練る宮神輿=熱海市咲見町

 【写説】心を一つに浦安の舞を奉納する舞姫たち=熱海市の来宮神社

 【写説】神女神楽を奉納する日下さん=熱海市の来宮神社