土用丑の日を前にウナギの白焼きに精を出す杉崎さん=上多賀の館

 ■猛暑でスタミナ食関心

 20日は1年で最もウナギの需要が高まる「土用丑(うし)の日」。稚魚であるシラスウナギの漁獲量減少でかば焼きは高値だが、記録的猛暑でスタミナ食への関心は高く、専門店では仕込みなどに追われている。

 熱海市上多賀の「館」(杉崎州利社長)はウナギと和食の専門店。「高くて手が出ない東京では我慢し、熱海に来たら館で食べる」などと語る別荘・マンション利用者の顧客も少なくない。

 今年は丑の日当日に平日の倍以上の120食超、続く土・日曜日を合わせると300食以上の注文を見込んでおり、家族とパート計6、7人で店を切り盛りする予定。丑の日を控えて厨房では杉崎さんが忙しく白焼きなどに精を出し、店内には香ばしいかば焼きの匂いが立ちこめている。杉崎さんは「仕入れ値は高騰しても日常食としてのウナギを守るために価格転嫁は極力抑えている。ウナギを食べて暑い夏を乗り切ってほしい」と言って焼き台のウナギをうちわであおった。

 【写説】土用丑の日を前にウナギの白焼きに精を出す杉崎さん=熱海市上多賀の館