車いすバスケならではの技を生徒に見せる藤本さん=熱海高

 ■県立熱海高で講演 車いすバスケ

 県立熱海高(杉山禎校長、生徒265人)は20日、リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすバスケットボール日本代表チーム主将・藤本怜央さん(34)を招き、福祉講演会を開いた。藤本さんは車いすバスケを始めたきっかけなどを話し、生徒に行動することの大切さを説いた。

 島田市出身の藤本さんは、交通事故に遭い小学3年生で右足の膝から下を失った。高校3年生の時、車いすバスケの全国大会を見て感動し、大学で競技を始めた。当時を「スポーツを観戦して初めて鳥肌が立ち、心からこの競技をやりたいと思って進学先を決めた」と振り返った。

 藤本さんは競技のルール説明をしながら、ドリブルをしない車いすバスケならではのボールを運ぶ技を披露。代表生徒らが4対1での試合に挑み、日本代表選手の技を間近で体感した。坂本遥人君(3年)は「車椅子を動かすスピードが全然違った。できることに全力で挑戦していく姿勢が参考になった」と話した。

 パラリンピックに4大連続で出場していることや20年の東京パラで金メダルを目指していることも語った。生徒たちには「行動することが何より大切。高校生活の中にはチャンスや光るものがたくさん転がっているので、見つけて行動してほしい」と呼び掛けた。

 【写説】車いすバスケならではの技を生徒に見せる藤本さん=熱海高