地域の産業をまとめた第3弾の「網代の漁業」

 ■再発見冊子第3弾を発行

 地域の歴史、文化を次世代に残そうと資料作りを続ける熱海市網代の有志グループ「AJIRO21」はこのほど、「ふるさと網代再発見シリーズ」第3弾となる冊子「網代の漁業」を発行した。地区全600戸に無料配布した。一部を一般に販売する。

 1946~54年生まれの市立網代中卒業生でつくるグループで、「祭り」「屋号」など、毎回冊子のテーマに合わせた語り部会を開き、聞き取りを行っている。

 今回は戦前から戦後にかけて、漁業が最も盛んな時期を知る元漁業者や仲買商ら漁業関係者6人が語り部として協力した。

 漁法や漁獲の変遷などをまとめた。1956(昭和31)年のマグロの大漁では、350~400キロのマグロを船に入れると「暴れるマグロで甲板が外れた」などの話を紹介している。昭和30年代にはブリが一軒一軒に配給されるほど捕れた。サバは1キロ前後のマサバが多く、ゴマサバは少なかった―など、興味深い記述が並ぶ。

 約700部を発行し、100部を間瀬菓子舗の網代本店、網代駅前店、熱海咲見町店、熱海ラスカ店の4カ所で販売している。1部100円。

 問い合わせは同本店〈電0557(67)0111〉へ。

 【写説】地域の産業をまとめた第3弾の「網代の漁業」