熱海市観光基本計画について話し合った観光戦略会議=市役所

 ■在り方方向性など 

 熱海市は27日、本年度策定する新熱海市観光基本計画を検討、審議する有識者の第1回観光戦略会議を市役所で開き、従来計画の取り組み状況と成果、観光を取り巻く状況を踏まえた新計画の在り方、方向性などを話し合った。

 「長期滞在型の世界の保養地」を将来像に、2007年度に初めて策定した従来計画に代わる新たな指針となる観光ビジョン。作成に当たっては斉藤栄市長を座長に、大学教授や大手旅行会社、市観光協会連合会、市旅館ホテル協同組合連合会、熱海商工会議所の代表者ら9人で構成する観光戦略会議が提言、計画案の審議を行う。

 あいさつで斉藤市長は「熱海市の観光が国内外のお客さまに支持され、満足されるものとなるよう委員の意見をしっかり聴いて計画を作りたい」と述べ、委員に委嘱状を交付した。

 新計画策定に向けた意見交換では委員から「財源が減っていく中で観光財源をどう確保するのか」「宿泊税導入の議論もあるが慎重であるべき」「人材不足が深刻。行政の協力を得て従業員の住まい確保に努めたい」といった意見が上がった。従来計画に掲げた将来像については旅館業関係者から「長期滞在に対応できる施設は少ない」との異論があり、計画期間の見直しも含めて再検討する必要があるとした。

 市は同会議を本年度計4回開き、年度末までに計画決定する。

 【写説】熱海市観光基本計画について話し合った観光戦略会議=市役所