熱海ビーチラインの通行止めで熱海サンビーチを起点に渋滞が続く国道135号=東海岸町

 ■96メートルにわたり護岸など流出「仮復旧に全力」

 台風12号の高波で一部区間が損壊した有料道路「熱海ビーチライン」(全長6・1キロ)の通行止めで、平行して走る熱海市内の国道135号が下り線を中心に連日激しい渋滞となっている。運営会社によると、復旧にはしばらく時間がかかる見通しで、現時点で開通予定日を示すことはできないとしている。

 担当者によれば、湯河原側入り口から約1・6キロの地点で、道路護岸と舗装面が長さ96メートルにわたって流出。道路基礎部分も波で削られ崩落した。熱海側の入り口付近ではコンクリート擁壁が一部流された。道路上のがれき除去は完了し、現在は湯河原側損壊現場の復旧を急いでいるという。担当者は「仮復旧という形で一日も早く開通できるよう全力を挙げている」と述べ、理解を求めた。

 ビーチラインの通行止めの影響で、国道135号は熱海サンビーチ周辺を起点に下り線で渋滞が発生。長さは県境を越えて湯河原町まで断続的に6キロ以上に達する時間帯もある。対策として県警はビーチライン両側入り口交差点の信号機の時間を調整し国道側の「青」を長くしたが、行楽期で交通量が増大しているため渋滞解消には至っていない。

 観光の最盛期を迎えて同市は、伊豆地区他市町などにビーチラインの状況を報告し、住民や観光客への周知を呼び掛けている。

 【写説】熱海ビーチラインの通行止めで熱海サンビーチを起点に渋滞が続く国道135号=熱海市東海岸町