スタッフらと会話を交わしながら“共食”を楽しむ参加者=上多賀

 ■高齢者ら対象に「会」

 熱海市上多賀の集会施設で5日、同地区の居場所「茶のみ亭」に集う高齢者らを対象にした「食事を一緒に楽しむ会」が開かれた。20人が参加して、「まごは(わ)やさしい健康ごはん」をテーマにした昼食を味わい、元気になる食事法を学んだ。

 農林水産省の「地域での食育の推進事業」や県の補助を受け、MOAインターナショナルが実施した。MOA食育指導員らスタッフ8人が日本の伝統食に使われる食品―豆、ゴマ、ワカメ(海藻)、野菜、魚、シイタケ(きのこ類)、芋―を使った料理を手作りし、振る舞った。

 「金目の煮付け新ごぼう添え」「山芋とわかめのみそドレ」など6品で、参加者全員で「いただきます」とあいさつをした後味わった。「レストランで食べているような感じ」「家では1人でご飯を食べるから、皆で食べるのはうれしい」などと口々に話し、同じ地域の仲間との“共食”を楽しんだ。

 指導員の今城明美さんとエバレット美奈子さんが会の趣旨や、元気になる食事法のポイントなどを説明した。エバレットさんは「食事を楽しむことで、おなかも心も満たされる。『まごはやさしい』の合言葉や食文化を家族にも伝えてほしい」などと語った。

 同団体は2年間から同事業に取り組み、農業体験会や料理教室を開いている。「共食」をテーマにした会は今回が初めて。

 【写説】スタッフらと会話を交わしながら“共食”を楽しむ参加者=熱海市上多賀