高波で壊れた重さ16トンの波返しの一部を視察する川勝知事(左)=和田浜南町の熱海港

 川勝平太知事が政策課題や県政に対する要望などを現場で確認する「移動知事室」が6日、熱海市などで始まった。同市での移動知事室開催は2015年11月以来3年ぶり。駿河湾フェリーで土肥港から伊豆入りした知事は、インターハイ自転車競技が行われている伊豆市の日本自転車学校、台風12号で港湾施設が大きな高波被害を受けた熱海港を視察し、県熱海総合庁舎出先機関の若手職員、県立熱海高の生徒とそれぞれ意見交換した。7日は伊豆市でワサビ田の視察と知事公聴「平太さんと語ろう」を行う。【3面に関連記事】

 川勝知事は和田浜南町の熱海港を訪れ、斉藤栄市長や県熱海土木事務所の職員らの案内で、高波で破損した海釣り施設や外港護岸の被害状況などを視察した。

 斉藤市長は「観光の繁忙期を控え、建設、観光など民間事業者が最短の応急復旧をした。知事には(外港護岸のような)中・長期の対策が必要な県施設について、一日も早い対応をお願いしたい」と訴えた。

 川勝知事は、波返しが10メートルの長さで破損、コンクリートの塊(約16トン)が20メートルほど流された護岸施設を目の当たりにし、驚きの表情を見せた。

 川勝知事は「高波の破壊力を分析し、それに応じた復興をしたい。行楽シーズンということもあり、周辺の片付けやゆがんだフェンスの撤去など、被害の跡がなるべく見えないよう、応急的な手当てをすぐにしたい」と語った。

 【写説】高波で壊れた重さ16トンの波返しの一部を視察する川勝知事(左)=和田浜南町の熱海港