外港護岸に土のうを積む工事関係者=和田浜南町の熱海港

 太平洋上を北上し関東太平洋側に接近が予想される台風13号に備え熱海市内では7日、10日前の台風12号で被害を受けた海岸部を中心に高波を想定した防御策が施された。

 ■1トンの土のう100個 熱海港外港護岸

 和田浜南町の熱海港では、県熱海土木事務所が台風12号の高波で壊れた外港護岸に土のうを積む応急復旧工事を行った。同護岸は波返しなどが長さ10メートルにわたって壊れた。波で押し流されたコンクリートの塊(重さ約16トン)が、臨港道路上を20メートルほど移動した。

 業者が、芝生広場を埋めた土砂を集め、1個が重さ約1トンの土のうを造った。6日午後から作業に掛かり、約1日掛かりで、100個の土のうを積み上げた。

 7日午前、熱海港海釣り施設の外洋側は、波頭が時折消波ブロックいっぱいの高さに迫るなど、うねりが目立つ状況だった。作業の担当者は「台風にはなんとか東寄りのコースをとってほしい」と話した。

 ■ウオーターパーク撤去 サンビーチ

 熱海サンビーチでは、熱海市観光協会の職員らが同ビーチで営業している海上アスレチック「熱海ウオーターパーク」を撤去した。台風の影響がなくるまで休業する。

 ウオーターパークは台風12号の際、高波によって遊具が砂浜に打ち上げられた。今回は事前に遊具を撤去し、被害を防止する。

 午前9時ごろから関係者が遊具を砂浜に上げ、空気を抜いて1カ所に集めた。同協会は「遊具が沖に流されるようなことがあれば各所に影響が出てしまうので、早いうちに対応した」と話した。

 ■午前の2往復以外は欠航 熱海港―初島

 初島航路を運航する富士急マリンリゾートは7日、台風13号の接近による海上不良のため、熱海港―初島間の始発から2往復便を運航し、ほか7往復便を欠航した。伊東港―初島間は全2往復便を欠航した。

 8日はさらに台風が接近することから、全便欠航となる可能性が高いとみている。

 ■絵本教室の第1回を延期 市立図書館

 台風13号の接近で熱海市立図書館は、9日に同図書館で予定していた「親子手作り絵本教室」の第1回を10日に延期する。2回目の23日は変更なし。時間はいずれも午前9時半から。

 問い合わせは同図書館〈電0557(86)6591〉へ。

 【写説】外港護岸に土のうを積む工事関係者=熱海市和田浜南町の熱海港

 【写説】ウオーターパークの遊具を陸に引き上げる関係者=熱海サンビーチ