台風12号の高波でなぎ倒された金属製の防護柵=和田浜南町の海釣り施設

 熱海市は7日、7月28日の台風12号の高波で大きな被害を受けた和田浜南町の市海釣り施設について、営業再開が今月下旬になるとの見通しを明らかにした。

 同施設では、トレーラーハウスの可動式管理事務所は事前に退避して被害を免れたものの、施設内の設備の多くが高波によって損壊。県管理の防波堤が一部壊れたほか、転落防止用の防護柵がなぎ倒され、トレーラーハウスを固定する基礎部分や電気設備などが大きな被害を受けた。

 護岸については県が土のうを積む応急復旧をすでに済ませたが、市が設置している海釣り施設関係の仮復旧工事は建設会社の旧盆休みが明けてからの本格着手となる運び。本復旧については、本年度計画している管理事務所の更新事業に合わせて行うとしている。

 同施設は観光客や愛好者に人気で、関係者によれば、被災後も事情を知らない多くの観光客らが連日訪れ、気落ちして帰っているという。市公園緑地課の担当者は「書き入れ時でもあり、利用者のためにも早期の仮復旧と営業再開を目指す」と話した。

 【写説】台風12号の高波でなぎ倒された金属製の防護柵=熱海市和田浜南町の海釣り施設