高級な桐箱に入った和菓子「熱海温泉 毒饅頭」

 ■「話題性で命名」 伊豆半島合同会社発売

 伊豆半島の新名物を創造する新会社として熱海市中央町に今夏誕生した「伊豆半島合同会社」はこのほど、第1弾となる和菓子「熱海温泉 毒饅頭(まんじゅう)」を発売した。解毒作用があるとされドクダミを生地に練り込んだ見た目は茶色く毒々しいが、香り、味はまろやか。饅頭は著名書道家が文字を揮ごうした桐の化粧箱に収める力の入れようで、話題豊富な熱海の新名物として注目を集めそう。

 同社は再発掘した伊豆半島の伝統文化や希少な食材に付加価値を与えた新名物を開発、商品化しようと、同市出身の実業家である布施和広さん(42)が創業した。毒饅頭は広告会社から独立して実業家の道を歩み始めた10年前に思いつき、原材料の厳選と試行錯誤を重ねた開発作業を経て商品化にこぎ着けた。

 兵庫県で無農薬栽培されたドクダミ、九州の本クズなどを使った饅頭はドクダミの香りと風味、上品な甘みが特徴。化粧箱に入る文字は書道家武田双雲氏が揮ごうし、旅の思い出となるよう「大吉」のおみくじを添えた。 1個35グラムの饅頭4個が入って価格は税込み1500円。同市消防署前にこのほどオープンした同社店舗で販売している。

 布施さんは「毒の逆手を取ったユーモアと話題性、インパクトから命名し、原材料、味にこだわった自信作」と胸を張る。今後の事業展開については第2弾の箸(はし)、第3弾の缶詰なども準備しているとし、「行列ができるような店となり、熱海を活気付かせたい」と話した。

 開店は正午で不定休。問い合わせは同社〈電0557(82)2588〉へ。

 【写説】高級な桐箱に入った和菓子「熱海温泉 毒饅頭」