仮復旧で準備が整った被災区間のう回道路=泉(グランビスタ ホテル&リゾート提供)

 ■台風12号被害約1カ月ぶり 仮設のう回道路整備 

 有料道路「熱海ビーチライン」を運営する「グランビスタ ホテル&リゾート」(本社・東京都千代田区)は24日、台風12号の高波被害の復旧に伴う通行止めについて、同日午後9時に規制を解除すると発表した。旧盆をはさんで1カ月近くにわたった伊豆の玄関口の交通障害は解消される見通しとなった。

 同社によると、復旧工事では高波で破損した区間をう回する仮設道路を整備し、通行を再開する。告知はホームページに加え、熱海市と湯河原町の協力で同報無線も利用して同日午後から行っている。

 熱海市街地―神奈川県境間を走る熱海ビーチラインは全長約6・1キロ。沿岸部に高波をもたらした7月28日の台風12号では、湯河原側入り口から約1・6キロの地点で道路護岸と舗装面が長さ95メートルにわたって流出し、道路基礎部分が波で削られ崩落する被害を受けた。運営会社はすぐに復旧に取りかかったが、今月8日の台風13号でも工事現場が被災し、復旧に手間取った。

 ビーチラインの通行止めにより、平行して走る国道135号は週末を中心に上下線で激しく渋滞。伊豆を目指す車が市街から県境を越えて湯河原町に達する日もあった。同社の担当者は「お客さま、近隣住民に大変迷惑をかけて申し訳なかった」と話した。

 【写説】仮復旧で準備が整った被災区間のう回道路=泉(グランビスタ ホテル&リゾート提供)