仮復旧工事を終えて通行止めが解除され、多くの行楽車両などが行き交う熱海ビーチライン=伊豆山

 ■伊豆山温泉旅組「とにかく良かった」

 台風12号の高波被害の復旧工事で通行止めとなっていた有料道路「熱海ビーチライン」が24日夜、27日ぶりに通行を再開した。同ラインの通行止めで生じた国道135号の混雑もおおむね解消され、市民や沿線の観光施設関係者は安堵(あんど)の表情を見せた。

 管理事務所によると、通行再開から一夜明けた25日の交通量は8月下旬の週末としてはほぼ平年並み。一部区間で現在も進む復旧工事の影響はなく、上下線ともスムーズに車が流れた。通行止めに伴い平行して走る国道135号で発生していた激しい渋滞も解消し、この日は熱海市街地側の一部区間が混雑する程度だった。

 同事務所の担当者は「被災した区間の山側に仮設道路を設けて通行を再開したが、今後も復旧工事は継続する。影響で今後も一部通行規制を行う場合があるので理解してほしい」と話した。完全復旧の見通しは未定という。

 一方、ビーチラインと135号の沿線にある伊豆山地区の観光関係者は、旧盆をはさんで1カ月近くにわたった問題の解消を喜んだ。伊豆山温泉旅館組合の中川勝仁組合長(ホテルニューさがみや支配人)は「待望の開通。とにかく良かった。不通の間、渋滞でお客さまに不便をかけた。熱海温泉海上花火大会への送迎もかなり時間がかかったし、小型のバスで対応せざるを得なかった」と話した。

 【写説】仮復旧工事を終えて通行止めが解除され、多くの行楽車両などが行き交う熱海ビーチライン=熱海市伊豆山