商店街の空き店舗で開店準備を進めるローズさん(右)、ウィギンズさん姉妹ら=清水町

 ■ロケ支援TV番組きっかけ 空き店舗活用、オーナーが準備

 米国ハワイで人気のカフェ「ARVO(アーボ)」が9月1、2の両日、熱海市清水町の商店街にオープンする。同市がロケ誘致・事業で協力するテレビ東京の番組企画がきっかけで、日本出店は初めて。空き店舗を活用した期間限定の営業となる。オーナー一家が地域住民らと交流しながら開店準備を進めている。

 商店街のにぎわいづくりを狙いにした企画で、事業担当の職員山田久貴さんが同商店街の元洋品店を紹介した。山田さんは「熱海駅前や銀座通りに比べ人通りがさみしい。地域の人と一緒に盛り上げるにはよい場所だと思った」と話す。

 アーボはホノルルにあり、提供する飲食物の味、盛り付けに加え、インテリアも「おしゃれでインスタ映えする」と人気を集めている。オーナーのディクシー・ローズさん(30)は7月下旬に下見で熱海に訪れ「癒やされ、元気が出た」とすっかり気に入ったという。その後、妹ケイシー・ウィギンズさん(29)らと共に再来日し、開店準備に取り組む。

 両日は午前11時~午後6時の営業。テークアウトで抹茶チアシードプリン、炭アイスラテのほか熱海限定商品を提供する。同商店街のカフェ・リディアン、中島水産市民市場、モンテスミヨシでもコラボ商品を販売する。

 オープンに先立ち30日午後3~7時、渚親水公園で開催のイベントに移動販売車で出店しPRする。10月中旬に再度、1週間程度開店する計画で、ローズさんらは「私たちの思いを受け継ぎ、店を営んでくれる人がいたらいい」と展開にも期待する。

 【写説】商店街の空き店舗で開店準備を進めるローズさん(右)、ウィギンズさん姉妹ら=熱海市清水町