完成した説明書きを見せる周さん(右)=中央町の新宿製麺

 ■外国人客増え作成 中国語、英語で表記

 熱海国際交流協会(AI)の日本語教室で学ぶ中国出身の女性が熱海市内の麺製造・直売店に協力し、中華そばの作り方を中国語と英語で紹介するチラシを作成した。周黄玉さん(50)で「市内に住む外国出身者だけでなく観光で来た外国人の役に立ち、リピーター増につながるといい」と思いを話した。

 中央町で「新宿製麺」を営む日吉広重さん(62)がAI事務局に相談したのがきっかけ。土産用や滞在先で調理するために麺を買い求める外国人客が増えてきたものの、麺のゆで方などの案内は日本語表記しかなかった。日吉さんは「身振り手ぶりを交えて片言の英語で説明しても思うように伝わらない。中国語や英語の説明書きがあるといいと考えた」と振り返る。

 話を聞いた周さんが翻訳に挑戦。ボランティアで同教室の講師を務める上野満喜さんの支援を受けながら取り組んだ。自身が戸惑った経験から「湯を沸かす」「湯切りする」といったポイントを盛り込み、手順を短い文にまとめた。上野さんが描いたイラストを添えて仕上げた。

 31日に店に届けると日吉さんは「イラストがあって分かりやすい」と喜び、早速店頭に置いた。周さんは「チャンスがあればこれからも、中国人の立場でいろいろアイデアを出したり、アドバイスをしたりと地域に協力していきたい」と語った。

 【写説】完成した説明書きを見せる周さん(右)=熱海市中央町の新宿製麺