皆で装飾したキャンドルを眺める子どもたち=伊豆山の般若院

 ■ステージ、模擬店も 

 熱海市伊豆山の般若院(岡本慈興住職)で31日夜、「送り火供養・ろうそく祭」が開かれた。寺関係者や有志団体「伊豆山をおもしろくする実行委員会」(岡本吉浩委員長)が境内に約3千個のキャンドルを並べて幻想的な光景を演出。ステージイベントや模擬店もあり、住民らが先祖をしのびながら手作りイベントを満喫した。

 広場には伊豆山小の児童が装飾した発光ダイオード(LED)のキャンドルがずらりと並び、来場者の目を引き付けた。家族で訪れた神奈川県小田原市の会社員白倉亘さん(38)は「雰囲気がよく、キャンドルもきれい。娘も気に入ったようなので来年も来たい」と話した。

 岡本住職らにより、豊臣秀吉の小田原攻めの際に命を落とした伊豆山の僧兵や先祖、各地の災害犠牲者らの供養会が執り行われた後、ステージで演奏、演舞が繰り広げられた。来場者は模擬店のカレーや焼き鳥を味わいながらステージを見たり、境内を散策したりして過ごした。

 8月最終日に送り火やたいまつをたき、先祖を供養する地域の風習を復活させた行事で13回目。伊豆山地区の各町内会も呼応して道沿いや広場にキャンドルを並べ、ほのかな明かりで照らした。

 【写説】皆で装飾したキャンドルを眺める子どもたち=熱海市伊豆山の般若院