現職の斉藤栄氏が無投票で4選を果たした熱海市長選。財政再建と宿泊客のV字回復など3期12年の実績をアピールし、市内経済の良好な景況感を追い風とする斉藤氏に真っ向勝負を挑む対抗馬はなく、無風に終始した。

 斉藤氏は昨年11月の市議会定例会で4選出馬を表明。早期の決断については「市民から『次はどうするのか』という声をよく耳にしていたため」と説明したが、実績を背景にした市政運営への自信と、今回選で掲げた「回復から躍進へ」で思い描く諸施策に強い意欲があったことに他ならない。

 対抗馬については当初、三つどもえとなった前回選で斉藤氏に敗れた2人が出馬を模索したが、盤石な現職を前に支持の拡大が見込めず断念。斉藤氏が独走する形で決着した。

 任期が約7カ月と短い市議補選は、事前準備を入念に行った赤尾光一氏が初当選した。