対島丸を説明する松木さん=和田浜南町のホテル・サンミ倶楽部

 ■自身作詞「母の祈り」も 

 熱海市の活性化を目指すNPO法人ライフ熱都は5日、和田浜南町のホテル・サンミ倶楽部で女優の松木路子さんによる朗読会を開いた。太平洋戦争末期、米海軍の魚雷を受け鹿児島県悪石島沖で沈没した対馬丸の悲劇を紹介した。

 サスペンスや時代劇など数多くのテレビドラマに出演する松木さんは、2008年ごろから全国で対馬丸の朗読会を開いている。

 今回は歌と朗読を披露した。1661人が亡くなった悲劇について「海に飛び込んで逃げた人たちも、次々と亡くなり、たくさんの亡きがらが打ち上げられた」と語り、自身が作詞した「母の祈り」を歌った。

 同NPOの綾野憲夫理事長は「昨年から写真展や温泉に関わる講演会を開いている。今回は文化の面で講演をバックアップした。子どもやお年寄りが元気でいられるまちづくりをしていきたい」とあいさつした。熱海への移住を推進する同NPOの紹介で、松木さん夫婦は1年ほど前から市内に暮らしている。同NPOの会員でもある。

 【写説】対島丸を説明する松木さん=熱海市和田浜南町のホテル・サンミ倶楽部