全体に茶色い葉が目立ち、衰え始めた松=下多賀

 ■全体の7割葉が茶色に

 熱海市下多賀、長浜海岸の国道135号沿いで、江戸時代に植林が始まったとされる「海防の松」の1本が枯れ始めている。県熱海土木事務所によると、原因はマツクイムシとみられている。

 同所には20本の松並木がある。8月下旬から、旧道入り口付近に植わる直径約80センチの大木に茶色く枯れた葉が目立ち始め、19日現在で全体の7割ほどに広がった。

 同事務所は6月21日、同所で枯れた松1本を伐採した。そのサンプルの分析や残る20本の調査を10月上旬まで行っている。詳しい結果は今後になるが、樹木医から「水を吸い上げる機能がだめになり、一気に枯れが進んでいる。おそらくマツクイムシによるもの」といった連絡があったという。

 虫の種類の特定、ほかの木の調査などを引き続き行う。枯れ始めた木は、倒れるような段階でないとみているが、伐採の方法などについて検討も始めており、実施の際は町内会、道路利用者へ期間を設けて告知するという。

 【写説】全体に茶色い葉が目立ち、衰え始めた松=熱海市下多賀