10月1日オープン予定の来宮神社の新情報発信拠点「宮坂の結び葉」=上宿町

 ■歴史や観光名所紹介

 熱海市西山町の来宮神社が10月1日、上宿町の「宮坂」に観光客らの散策サポート施設「宮坂の結び葉」を新規開設する。同神社や周辺の見どころなどを紹介する新たな情報発信拠点で、雨宮盛克宮司(49)は「観光客(参拝客)と地域の縁を結ぶ施設にしたい」としている。

 JR線来宮ガードから市道温泉通り水口線まで、糸川に沿った宮坂は延長約350メートル。沿線周辺には大乗寺、温泉寺、誓欣院、大湯間欠泉が点在し、門前町として開けた。施設はかつて薬局があった4階建てビルを取得し、1階フロア(約16平方メートル)を改装。館内に無料の公衆無線LANの環境を整え、備え付けの大型ディスプレイで神社の歴史や地域の観光名所を紹介する動画を流す。観光チラシなども常備する。

 「結び葉」は若葉と青葉が重なり合って結ばれたように映る状態を指す。施設は樹齢2千年超とされる同神社の神木で国指定天然記念物の「大楠」の結び葉にあやかり、「人と人、人と神社、人と地域をつなぐ場にしたいとの思いを込めた」という。

 利用無料で年中無休。開所時間は午前10時~午後4時半。スタッフは置かず、観光客が自由に利用、休憩できるようにする。

 同神社は現在、鳥居横にある直営飲食店「休み処」を改装中で、年末に「鳥居の結び葉」としてリニューアルオープンする。さらに梅園町の旧ガソリンスタンド施設を取得。市街地を一望できる展望・情報発信施設に改修し、来年1月の梅まつり開幕にあわせて「梅園の結び葉」の名でオープンする準備を進めている。

 雨宮宮司は「結び葉に神社につながるプロローグ的役割を持たせると同時に、観光名所を線で結んで人の流れをつくり、熱海の観光振興、地域活性化を図りたい」と構想を熱く語った。

 【写説】10月1日オープン予定の来宮神社の新情報発信拠点「宮坂の結び葉」=上宿町