■小6は国語「知識」課題

 熱海市教育委員会は28日、小学6年と中学3年を対象に本年度行われた「全国学力・学習状況調査」の結果を公表した。学力は国語と算数(数学)、理科の全国平均正答率との比較で、小6は国語の「知識」でやや下回ったが、ほかはいずれも同じ程度かやや上回る結果だった。

 小学生186人、中学生204人が参加し、国語と算数それぞれに「知識」のAと「応用」のB、理科(4年に一度実施)、学習や生活に関する状況を調査し、全国平均との比較を5段階で評価した。結果は小6の算数A、中3の国語Bと数学B、理科がいずれも「やや高い」となった。

 市教委と市学力・学習状況調査検証委員会の分析によると、小6の国語Aは、漢字を選ぶ問題が5問とも全国平均を下回り、対策として漢字を書く力の向上を挙げた。

 生活習慣や学習環境の調査では、小中共通の特徴として▽友達と話し合う活動を通して自分なりの考えを深めたり、広げたりすることができる▽家庭で宿題はきちんと行うが自分なりに計画を立てて勉強するのが苦手―とまとめた。

 小6は自己肯定感の高い子や教師が自分の良いところを認めていると思う子、中3は朝食を毎日食べている子や地域の人との関わりが深い子の割合が高く、市教委の担当者は「熱海の子どもたちはおおむね教員との関係が良好で、各家庭が努力していること、地域の人の支えがあることが分かる」と話す。結果と各教科、生活習慣などの課題はリーフレットにまとめ、小学4年生以上の児童・生徒を通じて各家庭に配布するほか、市のホームページにも掲載する。