華やかな舞で観衆を魅了する芸妓衆=中央町の熱海芸妓見番歌舞練場(30日撮影)

 ■「熱海をどり」は来春30回 西川組合長「新趣向で盛り上げ」

 熱海市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場で毎週土・日曜日に開催の芸妓衆による興行「湯めまちをどり・華の舞」は今年、20周年の節目を迎えた。前年度までの入場者数は計18万7千人に上る。来春には一大興行「熱海をどり」が30回目を迎えるため、芸妓衆は芸に磨きをかけつつ、PRにも力を入れる。台風が接近する30日も華やかに開かれた。

 華の舞は熱海温泉の活性化を願い、1998年6月に始まった。伝統文化を継承する熱海芸妓が月ごとに演目を変え、日々の稽古の成果を披露する。踊りの後に記念撮影や会話に応じることもあり、人気が定着。近年は幼児を連れた行楽客や、外国人旅行者の鑑賞も増えている。

 「華の舞」を主催する熱海芸妓置屋連合組合の組合長で、立ち方として出演を重ねる「松千代」こと西川千鶴子さんは「演目などにも新しい趣向を取り入れて花柳界を盛り上げ、熱海温泉のさらなるにぎわいにつなげたい」と力を込める。芸妓がインスタグラムを活用して発信を始める一方、事務局は年間来場者数1万人超を目標にホームページのリニューアルを進めるなど、PR強化を図る。

 華の舞は午前11時開演。鑑賞料1500円(茶・菓子付き)。予約、問い合わせは同組合〈電0557(81)3575〉へ。

 【写説】華やかな舞で観衆を魅了する芸妓衆=熱海市中央町の熱海芸妓見番歌舞練場(30日撮影)