ニカラグアでの支援活動を報告する成瀬さん=起雲閣

 ■「経済停滞、母親ら困惑」 慈善演奏会も

 国際協力活動グループ「中南米協働隊」は6日、熱海市の起雲閣音楽サロンでニカラグア訪問活動の報告会とチャリティーコンサートを開いた。市内外から約100人が集まり、同隊共同代表の成瀬健治さん(66)=上多賀=から同国の現状と支援の課題を聴いた。

 成瀬さんは4月17日~5月21日、首都マナグア近郊の極貧地区の支援グループなどを訪問。シングルマザーの生活・自立支援のためのミシンや作業台、布地、コミュニティーの清掃活動のための道具といった支援品を寄贈した。支援品は昨年起雲閣で開いたチャリティーコンサートの収益などでそろえた。

 報告会では滞在中に社会保障制度改革に反対する抗議デモが始まり、治安が悪化する状況下での活動となったことを説明。「経済活動が停滞していて母親たちが困っている」などと語り、今後も知恵を絞って活動を進める考えを示した。

 コンサートには地元の「オルケスタ・セニョランサ」と、名古屋を拠点にする「スエニョ・コンティーゴ」の二つのラテングループが出演した。同国の手工芸品、リサイクルアクセサリーなどの展示・販売コーナーも設け、注目を集めた。収益は支援品の購入費に充てる。

 【写説】ニカラグアでの支援活動を報告する成瀬さん=熱海市の起雲閣