茂木さん(右)から接客のこつを学ぶ参加者=市役所

 ■「販売、客の立場で」 

 熱海市チャレンジ応援センター「A―biz(エービズ)」は11日、実践的な現場で販売スキルを学ぶ「商売繁盛プログラム」をスタートさせた。百貨店での催事出店を目指す企画で、初回は市役所で販売接客セミナーを開催。市内と東伊豆町から計7事業者が参加して、販売の極意を学んだ。

 個店の販売力の引き上げが狙いで、市内催事の出店を経て、横浜市の東急百貨店日吉店で来年2月に開催の「伊豆半島食の祭典」への出店・販売へとつなげる。エービズが店づくりの相談や、販路拡大のサポートなどに当たる。

 第1ステップとなる接客販売セミナーは、山形新幹線「つばさ」の“カリスマ車内販売員”として注目を集め、現在は講演・セミナーを中心に活動する茂木久美子さんが講師を務めた。販売現場での自身の体験を踏まえ「自分が客の立場で、こうされたらうれしい―という感覚を持っていることが大事。自分の気付きが宝物になる」と語った。

 また「会社から売れと言われている商品があるが、客は欲しくなさそう。どうしたらいいか」という課題を出し、参加者の意見を聞いた上で「“物”ではなく“価値”を売る、と思うことで、客に購入を断られても苦にならない」と接客の考え方を伝授した。催事出店を目指す事業者は、接客力向上を図ろうと熱心に耳を傾けた。

 【写説】茂木さん(右)から接客のこつを学ぶ参加者=熱海市役所