17年度末3000件超

 熱海市公共下水道事業で、下水道に接続していながら利用を休止する契約者世帯が増加傾向にある。2017度末の休止件数は3千件を超え、10年前の1・5倍超に増加。全接続件数の4分の1に相当する世帯が休止していることが分かった。

 17年度公営企業会計決算書によると、3月末時点の下水道接続件数は1万3120件で、うち使用件数9948件、休止件数3172件。全接続件数に占める休止の割合は24・2%となっている。16年度末の休止件数3263件、休止率25・2%に比べるとやや改善したものの、08年度の2037件、18・2%からは大幅に増え、増減を繰り返しながらも増加傾向にある。

 市下水道課によると、別荘やリゾートマンションが多い同市では、必要に応じて水道と下水道の使用と休止を繰り返す別荘利用者が多く、休止割合は他の都市より高くなっている。近年の休止世帯の増加については人口減少と高齢化に伴う空き家の増加、水道・下水道の使用を戸別契約とする大型のリゾートマンションの開発が背景にあるとの見方を示した。

 担当者は「接続件数を増やしていく努力は続けるが、休止については対策のしようがない」と話した。