「青だいだいサワー」を試作する飲食団体の役員=熱海商工会議所

 ■飲食3団体「熱海割り」定着を 

 地元特産のダイダイを活用した「あたみだいだいサワー」の共同開発を進める熱海市の飲食3団体は22日、青取りダイダイを使ったサワーの試作・試飲会を熱海商工会議所で開いた。11月3、4日に熱海港で開催の「熱海おさかなフェスティバル」でのお披露目・販売を目指していて、参加した市内団体関係者や同商議所職員らの意見に耳を傾けた。

 熱海料飲連合会と県社交飲食業生活衛生同業組合熱海支部、県飲食業生活衛生同業組合熱海支部で、同商議所の「熱海だいだい新商品委員会」に参画し、取り組みを進めている。これまでに春と夏の「あたみビールまつり」で完熟した実の果汁を使ったサワーを限定販売し、好評を集めた。その後、同フェスティバルの出店を視野に、青取りの実での試作を始めた。

 試作・試飲会では、多賀地区で収穫された実を使用。生搾りの果汁に同量の甲類焼酎、さらに炭酸水とガムシロップを適量加えた。甲類焼酎を使うことでダイダイの風味を生かしたという。試飲した参加者には「爽やか」と好評で、「甘みがない方がダイダイの感じがして清涼感が強い」「ガムシロップが入った方が女性にも飲みやすいのでは」といった声も上がった。

 3団体は商品化に向け、障害者就労支援施設でもある鳥料理専門店「多賀屋別邸」(上多賀)と連携し、利用者に搾汁作業を任せることも視野に入れる。熱海料飲連合会の鈴木恵次会長は「静岡市で焼酎のお茶割りを『静岡割り』と言うように、熱海でだいだいサワーが『熱海割り』として定着するように商品化したい」と話した。

 【写説】「青だいだいサワー」を試作する飲食団体の役員=熱海商工会議所