藤岡さん(左)の講評に耳を傾ける出席者=市いきいきプラザ

 ■選者藤岡さん発表、講評

 熱海市民文化祭・短歌大会(熱海歌人協会主管)が5日、市いきいきプラザで開かれた。選者の藤岡武雄さん(三島市)が各賞の発表と講評を担い、出席者が研さんした。

 大会には17人が2首ずつ、計34首を寄せた。互選で上位も決めた。

 開催にあたり同協会の平尾浩一会長は加盟団体が年々減り、大会の継続が危惧される現状を語り「皆さんの力添えをお願いしたい」と呼び掛けた。

 結果は次の通り。

 ◇藤岡武雄選◇

 市長賞「四人の親を送り最後の三回忌残れるわが生焙り出さるる」森川陽子(三島市)▽市議会議長賞「書きかけの手紙引き出しにあるままに風は虹色の秋を伝え来」川合由貴子(熱海市清水町)▽商工会議所会頭賞「豪雪の重みにきしむ襖戸の秘湯の宿に寒さがよどむ」杉田光江(湯河原町)▽教育長賞「西空にノの字の月が冴え冴えと空と山との濃淡分ける」岡部昭子(熱海市下多賀)▽市文連会長賞「仰向けに腹見せ動かぬ蝉なれど手を差しのべるや羽音をたてる」坂上則子(東京都板橋区)

 ◇互選◇

 1位「黄に染まる唐松隠す霧湧きて足元確かめ下る山道」岡田吉彦(熱海市梅園町)▽2位「石ばしる伊豆の七滝霧らふ上に月明かうして昏き虹たつ」平尾浩一(同市伊豆山)「旱星見つけて今日の熱さ知るグラスの氷の溶ける速さよ」滝川マリ(同市上宿町)

 【写説】藤岡さん(左)の講評に耳を傾ける出席者=熱海市いきいきプラザ